米国(ラスベガス)COMDEX/FALL2002視察レポート

Wi-Fi Pavilion  Wireless Networking

Smart Display(DisplayのみでCPU Memory HDD等が内蔵されていない製品。無線機器を利用して外部機器と通信して利用する製品)

Tablet PC(Tablet内にDisplay CPU Memory HDD等が内蔵されている製品)

携帯用ソーラーバッテリー

Las Vegas Convention Center

 

 

2002年11月米国(ラスベガス)COMDEX/FALL2002視察レポート

2002年11月16日から11月22日(現地日時)まで、米国(ラスベガス)COMDEX/FALL2002のレポート

私たちは日程上、11月19日から11月20日迄の2日間のみの視察でした。

Las Vegas Hilton Room C COMDEX Keynote Presentation  11月19日 AM
Las Vegas Convention Center 11月19日・20日
Sannds Expoand Convention Center 11月20日

コンピューター関連のビックイベントとして、ネバタ州のLas Vegas Convention Centerで開催されたCOMDEXに参加させて頂きました。
国内のビジネスマンやコンピュータ関係者にいつも高い知名度を持ち、コンピュータ関連の新情報発信の場とし国際的なコンピュータ製品展示会ですが、2年前と比べると出展メーカー数の減少と見学者の減少には驚かされた。特にLas Vegas Convention Centerの展示メーカーブースは、今までSannds Expoand Convention Center にて出展していた中国・韓国・台湾メーカーが全体の25%程度を占めており、それ以上に驚いたのは2日目に訪れたSannds Expoand Convention Centerでは建物の表に何の看板・ポスターも無く中に入ってみるとMSI・I-Buddie(Wireless Networking/Blutooth/Tablet PC/Smart Display関連製品)という2メーカーの展示のみで、その他HP・他メーカーの販売店会議が開催されている程度であった。
やはりアメリカ本国の不景気が影響しているように思える。

Las Vegas Convention Center単にプレゼンテーションやデモンストレーションを行うだけでなく、実質的なトレンドの場として、次シーズンへのマーケティング商戦の場となっている。
会場ではWi-Fi Pavilion、USB Pavilion、Palm Pavilion、Information Pavilion、Microsoft PartnerPavilion、マルチメディア、デジタル・テクノロジー、OEM、コンピュータ技術、などの特設Pavilionに関心が高かった。またこれに関連した多彩な小セミナーやカンファレンスが併催されていました。
また、全米の殆どの地域でInternet利用料金が1,000円以下/月で使い放題の為銀行振込・ショッピング等でEC利用率が上がっている。



Las Vegas Hilton Room C COMDEX Keynote Presentation  11月19日 AM

【スケジュール】 カンファレンス内容
 (1) 10:00〜11:00 最新ビジネストレンド-leading edge technology- セミナー 
  COMDEX / Fall プロデューサー(Kim Myhre 氏)が語る今COMDEX/FALL 2002トレンド解説セミナー聴講。 
Growth Segment
 ・Enterprise Integration
 ・Web Service
 ・Security
 ・Wireless and Mobility
 ・Digital Lifestyles

 (2) 11:00〜11:45 COMDEX(R)2002キーノート・スピーチ(1)(11月17日分)ビデオ視聴会
COMDEX(R) FALL 2002オープン前夜の"コムデックス・トワイライト・キーノート・スピーチ"(マイクロソフト社ビル・ゲイツ会長予定)のビデオを日本語同時通訳付きで視聴。(一部ダイジェスト)     

 (3) 11:45〜12:30 COMDEX(R)2002キーノート・スピーチ(2)(11月18日分)ビデオ視聴会 
COMDEX(R) FALL 2002オープン初日のキーノート・スピーチ初回(スピーカー CEO
カーリー・フィオリナ氏)のビデオを日本語同時通訳付きで視聴。(一部ダイジェスト)


主要出展品
PDA、Tablet PC(Tablet内にDisplay CPU Memory HDD等が内蔵されている製品)、Smart Display(DisplayのみでCPU Memory HDD等が内蔵されていない製品。無線機器を利用して外部機器と通信して利用する製品)、Wireless Networking機器、PDAなどの周辺機器(特にKeyBoad )、/Blutoothチップ、出版、OEM供給、その他。

 

関連用語
Wi-Fi (Wireless Fidelity) ワイ・ファイ
無線LAN技術の推進団体Wi-Fi Alliance(旧称WECA:Wireless Ethernet Compatibility Alliance)によって認定された、相互運用性のある無線LAN製品の認定テスト。このテストにパスした製品には、Wi-Fiロゴが与えられる。IEEE 802.11b無線LAN技術はイーサネットなどと比べるとまだ歴史が浅いため、当初は規格の解釈の違いや実装されている機能などに差異があり、すべての製品間で相互に問題なく接続できるわけではなかった。特定の機種同士では接続することができても、別の機種同士では通信できなかったり、使用する場所や状態によってはうまく通信できなかったりした。このような状況は、無線LAN業界としても問題であるばかりでなく、ユーザーにとってもどの製品を選ぶべきか選択が困難になるし、ひいては無線LAN製品全体に対する信頼が揺らぐことにもなりかねない。

IEEE 802.11bとIEEE 802.11a 各無線LAN規格の特徴
 現在、無線LANの代名詞ともなっているのが「IEEE 802.11b」と呼ばれる規格である。2.4GHz帯の無線周波数を利用し、最大11Mbits/sの転送レートを実現している。2.4GHz帯はISM(Industry Science Medical)バンドと呼ばれ、利用者が無線免許を取得しなくても使える周波数となっている。屋内だけではなく屋外でも利用でき、無線LANの構築に限らず、ホットスポットやラスト・ワンマイルのインターネット・アクセスでも利用可能だ。一方でIEEE 802.11bだけでなく、Bluetoothやコードレス電話といった無線機器のほか、電子レンジや医療機器などでも2.4GHz帯の無線は利用されており、こうした機器との電波干渉が問題になることがある。