米国(ラスベガス)COMDEX/FALL2000視察レポート

 

カメラ付きメモリステック 写真1

カメラ付きメモリステック 写真2

Bluetooth対応機器

Microsoft携帯PC「Pocket PC」

mimio flipChart

BioID Biometric Recognition

Sannds Expoand Convention Center

Convention Center内風景

Linuxブース

MP3再生機(USB対応)

無線を利用(PC側コントロール)ロボット

 

  2000年11月米国(ラスベガス)COMDEX/FALL2000視察レポート


2000年11月13日から11月17日まで、米国(ラスベガス)にCOMDEX/FALL2000のレポートを記載します。私たちは日程上、11月16日から11月17日迄の2日間のみの視察でした。
昨年までの出展はどちらかというと主にPCハード/ソフトよりでしたが、今年はワイヤレス機器、デジタルメディア、ネットワーキング情報端末等のインターネット指向系のブース出展が多く見受けられた。
Las Vegas Convention Center 11月16日・17日
Sannds Expoand Convention Center 11月17日


コンピューター関連のビックイベントとして、ネバタ州のラスベガス・コンベンションセンターで開催されたCOMDEXに参加させて頂きました。
国内のビジネスマンやコンピュータ関係者にいつも高い知名度を持ち、コンピュータ関連の新情報発信の場とし国際的なコンピュータ製品展示会でした。
パーソナルコンピュータ通信機器関連、特にパソコン・周辺機器のディーラーの出展、特に、昨年までの出展はどちらかというと主にPCハード/ソフトよりでしたが,今年はワイヤレス機器,デジタルメディア,ネットワーキング情報端末等のインターネット指向系のブース出展が多く見受けられた。
単にプレゼンテーションやデモンストレーションを行うだけでなく、実質的なトレードの場として、次シーズンへのマーケティング商戦の場となっていました。
インターネット、サーバー技術、マルチメディア、OEM、ネットワークなど、多種多岐にわたる分野の最新テクノロジーが展示され、次世代の技術、潮流をつかむ絶好の機会とあって、世界各国から関係者・見学者が訪れていました。
会場ではデスクトップシステム、イントラネット、電子商取引、マルチメディア、デジタル・テクノロジー、OEM、Microsoft、Novell、コンピュータ技術、ユニバーサル・シリアル・バス、IrDA、Linux、コンピュータ・テレフォニー、などの特設パビリオンも設置されていました。またこれに関連した多彩なセミナーやカンファレンスが併催されていましたが今回は各ブースの見学のみとなりました。
また、全米の殆どの地域でInternet利用料金が2,000円以下/月で使い放題の為銀行振込・ショッピング等でEC利用率が上がっていること、また、H/Wの低価格に伴いASP(Application ServiceProvider)の利用も増えています。


主要出展品
ポータブル型PC、インターネットおよびWWW、モバイル、通信機器、ネットワーク・コンピューティング、マルチメディア、コンピュータ・テレフォニー、スキャナー、
モニター、プリンターなどの周辺機器、チップ、ボード、バッテリー、コネクターなどのコンポーネント。RISCテクノロジー、ウィンドウズ、Java、Linuxなどのソフトウェア、LAN・モデムなどのコミュニケーション関連、データファイル、出版、コンサルタント、OEM供給、その他。・ハンドフェルドコンピョータに関してはPalm・CE端末を利用しているユーザー層が多い。・ブルートゥース(無線LAN)MODEM AccessPointやチップのみの展示。・ルーター Cisco
 広域用の新機種
・メモリスティク/カード SONY/TDK/etc
 デジカメ/AV/セキュリティ関連での用途
 特にマウスの後部に差してのID認証等
・MP3 各社のAV機器
・コピューティングタブレット


カメラ付きメモリースティック
 ソニーブースでは、メモリースティックの応用製品が多数展示された。中でも写真1のカメラや下記写真2のGPS、指紋認証の機能を供えたメモリースティックはプロトタイプではあったが実際に動く製品が公開されました。これらの製品は2001年中の出荷を目指しているとのことです。携帯端末clieを持っている人は是非期待していてください。

カメラモジュール:カラー表示が可能、解像度は356x258ドット。カメラ部分は固定(回転不可)でした。
GPSモジュール:装着時は受信部がスロットの外にはみ出ている。
指紋認証モジュール:指紋認証センサー(半導体方式)を内蔵している。
写真1       写真2

Bluetooth対応機器
機器昨年はTDK製のカードや各社チップのみの展示であったが、今年は商品化されているものが多く展示されていました。現在はBluetooth対応機器は複数のチップで構成されており、利便性は高いもののコストの面でワンチップ化されれば量産されるものと思います。
Bluetoothは、トランシーバー(小型用)などで使われている免許不要の2.4GHz帯の電波を利用し、最大1Mbps(実速はまだ遅いですが)の転送速度で、通信可能な距離は約10m程度での通信が可能です。今後の商品化は小型の送受信基板とアンテナを組み込むことで、PDAから携帯電話を経由してインターネットに接続したり、デジタル・カメラで撮った画像をノート・パソコンに転送したり、AV機器と携帯を融合した商品化が実現する事と思います。マイク付きヘッドフォンで音楽を聴きながら携帯で会話など・・・・近い将来、実現されると思います。
参考:公式サイトのURLhttp://www.bluetooth.com/ 

Microsoftの携帯PC「Pocket PC」
次世代 PDA (情報携帯端末) Microsoft Windows Poweredブランド Pocket PCは、MS・カシオ計算機・HPコンパック等のハードウェアメーカーより発売され、モバイルライフのユーザーをターゲットにしています。
Pocket PC はビジネス以上に個人向けのエンターテイメント分野のAPが用意され、業界標準のハードウェア・ソフトウェアの拡張オプション数が増え簡単に拡張出来る仕様です。
主な機能
・業務関連
 Pocket 版 Outlook、Word・Excel搭載。
・Pocket Outlook 会議予定、カレンダーの更新、電子メールの閲覧、予定表。
・Pocket Internet Explorer・Windows Media? Player Windows Media 形式 と MP3 の両方が再生可能なはじめてのポータブルメディア プレーヤ。
・業界標準拡張スロット
 Pocket PC は、業界標準拡張スロット (コンパクト フラッシュ、PC カード、マルチメディア カード) 340MB(予定)までの拡張メモリ、モデムおよびデジカメなどを追加可能。
・各種ゲーム
・他
今後のPocket PC動向は気になりますが、palm OS搭載機種の方が機能的・携帯性等含め優れているように思います。

mimio flipChart
米ヴァーチャル・インク,Macにも対応したデジタル会議支援ツール「mimio」の新バージョン「mimio 1.1J」および新製品「mimio flipChart」が発表されました。通常、会社内に1つはある普通のホワイトボードを,簡単に電子ホワイトボードに変えてしまうデジタル会議支援ツールで、ホワイトボードに取り付ける「キャプチャーバー」,ホワイトボードマーカに取り付ける「スタイ
ラス」,ホワイトボードに書き込んだ内容を消去する「イレイザー」,PCに導入する「mimioソフトウェア」などで構成されています。最新バージョンは,「mimio USBアダプタ」「mimio directPrint」の2つのプラグインモジュールが提供されておりました。mimioとPCの接続がプラグ&プレイで可能になり,mimio directPrintは,ホワイトボード上の内容を,mimioから直接プリンタに出力できる機能も実現されております。

BioID Biometric Recognition
現在指紋での認証システムは各社より数多く商品化されているが、このBioID社製は
1.顔の認識 2.声の認識 3.唇の動きを元に認証するシステムです。

1.顔の認識 カメラを通して輪郭(骨格)を取り込む。眉を剃ったり髪型を変えても正しく認識されるそうです。
2.声の認識 声紋を
3.唇の動き 唇のユニークな動きを追跡し、変化のパターンを測定・認識します。

今後は生物測定学の応用で個々人特有の認証方法でSecurityが強化されていくものと思います。

Noteの上部はカメラが付いています。3 Biometric Traits

 

Sannds Expoand Convention Center
数多くのメーカー展示会場で、特に自作PC用の部品等のブース(アジア系)がひしめき合っています。(まるで秋葉原の雰囲気でした)中でもパーツ売買等の商談の場が多く見受けられました。

MP3再生機(USB対応)
ラジカセにも利用可能。
売価約15,000円程度。
USBポートに接続して使用する認証デバイスUSBポートに接続して使用する認証デバイスも数社出展していました。このコンパクトな認証デバイス利用でスマート・カード等と同様に、多彩なレベルでのセキュリティを提供可能です。
1.暗号化、複合化
2.プライベート・キーの格納
3.電子証明書サポート
4.USB転送データの暗号化
5.マルチ・アプリケーション・サポート。

 

USBポートに接続して使用する認証デバイス
USBポートに接続して使用する認証デバイスも数社出展していました。
このコンパクトな認証デバイス利用でスマート・カード等と同様に、多彩なレベルでのセキュリティを提供可能です。
1.暗号化、複合化
2.プライベート・キーの格納
3.電子証明書サポート
4.USB転送データの暗号化
5.マルチ・アプリケーション・サポート